鵞足炎
- 膝の内側が痛い
- 階段を上り下りする時に膝が痛む
- 長時間歩くと膝に違和感を感じる
- 膝の内側が腫れている感じがする

1.鵞足炎になってしまう原因は?|バランス整骨院グループ
鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足部」に負担がかかることで起こりやすくなります。
特に、運動量が多い方だけに起こるわけではありません。
姿勢や身体の使い方、筋肉の働き、普段履いている靴など、いくつかの要素が重なって膝の内側に負担が集まることがあります。
そのため、膝の内側が痛いときは「運動をしすぎたから」と決めつけず、日常生活や身体の動かし方まで確認することが大切です。
過度の運動
ランニングやジャンプなど、膝を繰り返し曲げ伸ばしする運動が続くと、膝の内側にある鵞足部へ負担がかかりやすくなります。
特に、長距離走やサッカー、バスケットボールなど、走る・止まる・跳ぶ動作を繰り返すスポーツでは注意が必要です。
練習量を急に増やしたときや、休養が十分でない状態で運動を続けていると、膝の内側に違和感や痛みを感じることがあります。
「まだ動けるから」と痛みを我慢して運動を続けるのではなく、痛みが出たタイミングや運動量との関係を振り返ることも大切です。
不良姿勢
身体の使い方に偏りがあると、運動や歩行の際に膝へかかる負担が変わることがあります。
特に、着地したときに膝が内側へ入りやすい動きでは、膝の内側に負担が集まりやすくなります。
これはスポーツ中だけの問題とは限りません。
歩き方や立ち方、階段の上り下りなど、普段の動作にも身体の使い方の特徴が表れることがあります。
そのため、鵞足炎を考えるときは、痛みがある膝だけを見るのではなく、股関節や骨盤を含めた身体全体の動きも確認することが重要です。

インナーマッスルの不足
身体を支えるインナーマッスルが十分に働かないと、姿勢や動作を安定させにくくなります。
特にスポーツでは、走る・跳ぶ・着地するといった動作を繰り返すため、身体を支える力が不足していると膝に負担がかかりやすくなる場合があります。
ただ筋肉を鍛えればよいというわけではありません。
現在の身体の状態や動作を確認したうえで、どの部分を支える必要があるのかを考えることが大切です。
鵞足炎が気になる場合は、膝だけでなく、身体を支える筋肉の働きや動作のバランスまで確認してみましょう。
合わない靴
普段履いている靴も、膝への負担に関係することがあります。
サイズが合っていない靴や、硬くクッション性の少ない靴を履き続けると、歩行や運動時の足元が不安定になり、膝に負担がかかりやすくなります。
特に、ランニングや部活動などで長時間靴を履く方は、靴のサイズだけでなく、クッション性や安定性も確認しておきたいポイントです。
靴底がすり減っている場合も、足元の状態が変わることがあります。
「最近、膝の内側が痛くなった」という方は、現在使っている靴を一度見直してみるのもよいでしょう。

鵞足部に負担が集まる仕組みを知ることも大切
鵞足炎を理解するうえで知っておきたいのが、「鵞足部」がどこにあるのかということです。
鵞足部は、膝の内側から少し下にある部分で、縫工筋・薄筋・半腱様筋という3つの筋肉の腱が集まって付着しています。ページ内のFAQでも、この3つの筋肉と鵞足部の関係を詳しく説明しています。
走る、歩く、膝を曲げ伸ばしするなどの動作では、この周辺にも力が加わります。
そのため、運動量だけではなく、姿勢や身体の動かし方、筋肉の働き、靴などを含めて、なぜ膝の内側に負担がかかっているのかを考えることが大切です。

この図を見ると、鵞足部が膝のどの位置にあり、縫工筋・薄筋・半腱様筋がどのように集まっているのかを視覚的に確認できます。
膝の内側が痛いからといって、必ずしも原因が一つとは限りません。
鵞足炎が気になる場合は、痛みの場所だけでなく、運動量や姿勢、身体の動かし方、靴なども含めて状態を確認することが大切です。
2.鵞足炎が改善しない、悪化する理由は?|バランス整骨院グループ
鵞足炎の痛みがなかなか改善しない場合は、痛みが出ている部分だけでなく、日常生活や運動の仕方まで振り返ることが大切です。
一度負担がかかった鵞足部に、同じような負荷が繰り返し加わると、身体が休む時間を十分に確保できないことがあります。
また、痛みが少し落ち着いたことで急に運動量を戻したり、合わない靴をそのまま使い続けたりすると、再び膝の内側へ負担がかかる場合があります。
鵞足炎が長引いているときは、「痛い場所だけをケアする」のではなく、なぜそこへ負担が繰り返しかかっているのかを考えることがポイントです。
痛みがある状態で運動を続けている
鵞足炎が改善しにくい理由の一つが、膝の内側に負担がかかる運動を続けてしまうことです。
ランニングやジャンプ、急な方向転換などを繰り返すスポーツでは、膝の曲げ伸ばしが何度も行われます。
特に、練習量を急に増やしたときや、大会前に練習時間が長くなったときは、身体の回復が追いつかなくなることがあります。
「痛みはあるけれど、動けるから大丈夫」と無理をするのではなく、痛みが強くなる動作や運動量を一度確認してみましょう。
反対に、痛みを気にして身体をほとんど動かさない状態が長く続くと、身体を支える筋肉が使われる機会が減ることもあります。
大切なのは、痛みの状態を確認しながら、現在の身体に合った活動量を考えることです。
運動量が多すぎる、または少なすぎる
鵞足炎では、「運動しすぎ」だけが問題になるわけではありません。
運動量が多すぎれば膝への負担が増えますが、普段ほとんど身体を動かしていない方が、急にランニングやスポーツを始める場合も注意が必要です。
たとえば、普段は運動していない方が、健康のために急に長距離を走り始めるケースがあります。
身体がその負荷に慣れていない状態では、膝や脚の筋肉に負担が集中する可能性があります。
鵞足炎を繰り返している場合は、「運動する・しない」の二択ではなく、どの程度の運動なら身体に負担をかけにくいのかを考えることが大切です。
合わない靴を使い続けている
靴も、鵞足炎の症状が続くときに確認したいポイントです。
サイズが合っていない靴や、クッション性が少ない靴、かかとの安定性が低い靴などを長時間使用すると、歩行や運動時の足元が不安定になることがあります。
また、靴底がすり減ったまま使い続けている場合も、足元の状態が変化している可能性があります。
特にランニングや部活動などで毎日のように靴を使う方は、購入したときの状態だけでなく、現在の靴の状態も確認してみましょう。
「膝が痛いから膝だけをケアする」という考え方ではなく、足元から膝までの動きに問題がないかを見ることも大切です。
自宅でのケアが不足している
整骨院などで身体の状態を確認していても、普段の生活で同じ負担が繰り返されていれば、症状が長引くことがあります。
たとえば、運動後に十分な休養を取らない、身体の状態に合わないストレッチを続ける、痛みがあるのに無理をして運動する、といった行動です。
自宅で行うストレッチやエクササイズも、やればよいというものではありません。
現在の身体の状態に合っているか、痛みを強くしていないかを確認しながら行うことが重要です。
鵞足炎のケアでは、痛みのある場所だけを強く伸ばすのではなく、太ももや股関節、身体を支える筋肉なども含めて状態を確認することが大切です。
「痛みが減った=原因がなくなった」と考えない
鵞足炎では、痛みが一時的に軽くなることがあります。
しかし、痛みが減った直後に以前と同じ運動量へ戻してしまうと、再び膝の内側へ負担がかかる場合があります。
たとえば、ランニング中の痛みがなくなったからといって、いきなり以前と同じ距離やスピードに戻すのではなく、身体の状態を確認しながら段階的に運動量を調整することが大切です。
また、セルフケアをしても痛みが続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断だけで長期間様子を見るのではなく、専門家へ相談することも選択肢になります。
3.鵞足炎の治療方法は?|バランス整骨院グループ
バランス整骨院グループでの鵞足炎の治療方法は、まずハイボルトを用いて炎症が起こってしまっている鵞足部の炎症を沈めていきます。
その後、炎症が引いてきたらトムソンベットを用いて歪みを整えていき、インナーマッスルを鍛えるトレーニングをして鵞足部分に負担がかかりにくくして再発を予防していきます。
その後、ケアとしてインソールを作成する事や、テーピング処置をすることでさらに鵞足部分への負担を少なくすることも可能です。
鵞足炎のよくある質問(FAQ)|バランス整骨院グループ
Q1. 「鵞足炎(がそくえん)」とは、具体的に膝のどこがどうなっている状態なのですか?
A. 膝の内側からやや下(すねの骨の上の内側)にある、「3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)」の腱が集中して骨に付着しているデリケートな部分(鵞足部)が、過剰な摩擦によって激しい炎症を起こしている状態です。
これら3つの筋肉は、それぞれ骨盤の異なる場所から出発し、太ももをバラバラに通ってきますが、最終的にこの「鵞足」というわずか数センチの狭い1点に集まってすねの骨に結合します。形がガチョウの足のウェブログ(足ひれ)に似ていることからこの名がつきました。 走る、跳ぶ、あるいは膝を曲げ伸ばしするたびに、この3つの腱が骨の隆起や腱同士でギチギチと擦れ合うため、限界を超えると鋭い痛みを発するようになります。ランナーやサッカー選手、平泳ぎをするスイマーに多発するスポーツ障害の一つです。
Q2. 病院で「鵞足炎だから湿布をして2週間安静に」と言われましたが、休むだけで根本的に治りますか?
A. 結論から申し上げますと、休めば一時的に摩擦が止まるため痛みは引きますが、運動を再開すれば高い確率で再発します。
湿布や安静は、今起きている火事(炎症)を一時的に沈静化させる「消炎処置」に過ぎず、そもそも「なぜ鵞足部にそれほど異常な摩擦が集中してしまったのか」という、身体の構造的な問題(根本原因)を解決していないからです。 臨床上、鵞足炎になる方は、走る・歩くといった基本動作の段階で、膝の関節が異常にねじれる動きのエラーを起こしています。このエラーを放置したまま練習に復帰しても、またすぐに腱が擦れ合って痛みを繰り返します。当院では「休む」こと以上に、復帰しても「擦れない身体の仕組み」を作ることを重視しています。
Q3. 膝の内側が痛いのに、なぜ「骨盤や股関節の矯正(トムソンベッド)」が必要なのですか?
A. 鵞足部に集まる3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)は、すべて「骨盤」を土台(出発点)として伸びている筋肉だからです。
臨床上、鵞足炎を起こす方のほとんどに、骨盤のゆがみや、それに伴う股関節のねじれが見られます。特に、着地した瞬間に膝が内側に入り、つま先が外を向く「ニーイン・トーアウト(Knee-in / Toe-out)」というX脚傾向の動作エラーが起きているケースが圧倒的です。このねじれが発生すると、3つの筋肉は常に雑巾のように絞られ、鵞足部を強烈な力で引っ張り続けてしまいます。 膝の局所に電気を当てたりマッサージをしたりしても効果が薄いのは、出発点である骨盤が歪んだまま、筋肉の突っ張りが解除されていないからです。当院では「トムソンベッド」を使用し、骨盤と股関節のアライメント(骨配列)を正すことで、鵞足部にかかる牽引ストレスを根本から消失させます。
Q4. ネットで「鵞足炎にはスクワットで下半身を補強しろ」と見ましたが、自分で筋トレをしても大丈夫ですか?
A. 現在進行形で膝の内側に痛みがある状態での自己流のスクワットは、非常に危険ですので今すぐ中止してください。症状を急速に悪化させる罠になります。
鵞足炎を起こしている方の多くは、すでに前述の「ニーイン(膝が内側に入る癖)」を持っています。この間違ったフォーム(エラー軌道)のままスクワットを行うと、しゃがみ込むたびに太ももの内側の筋肉が異常に引き伸ばされ、鵞足部の摩擦をさらに激しく燃え上がらせてしまいます。 筋力をつける前に、まずは施術によって「膝がまっすぐ正しく曲がる軌道」を関節に覚え込ませる(アライメントの修正)が先決です。鍛えるべき正しい部位と安全なハーフスクワット等の方法は、状態を見て的確に指導いたします。
Q5. 痛みを我慢してランニングや部活動を続けていると、将来どうなりますか?
A. 鵞足炎の痛みを我慢して使い続けると、腱の繊維が徐々に変性して硬くなり、非常に治りにくい「難治性鵞足炎」や「腱の微細断裂」へ移行するリスクがあります。
また、膝の内側が痛いと、人間は無意識にその痛みをかばうような不自然な走り方(外側に体重を逃がすなど)をします。その結果、逆側の膝を痛めたり、股関節、足首、あるいは腰にまで鋭い痛みが波及してガタガタになる二次災害のケースが臨床上後を絶ちません。 「走れないわけではないから」とごまかして走る行為は、完全に競技寿命を縮めます。当院では、初期の炎症段階で適切にアプローチし、完全安静にする期間を極限まで短縮してスポーツ現場へ復帰させる計画を立てます。
Q6. バランス整骨院グループの「ハイボルト」は、鵞足炎に対してどのようなメリットがありますか?
A. 非常に大きなメリットが2つあります。
1つは、一般的な低周波や温熱治療では届かない、「骨と腱の付着部の最深部で起きている激しい炎症」に対して、高電圧のエネルギーをダイレクトに届かせて急速に痛みを抑え込める点です。これにより、初回の施術直後から「階段を降りるときのズキズキ感が明らかに違う」「膝がスムーズに伸びる」という高い即効性を実感していただけます。 もう1つは、3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)のうち、「あなたの鵞足炎は、どの筋肉が主犯となって引っ張っているのか」をミリ単位で特定できる検査能力です。電気を通電した際の変化を見ることで、原因筋肉をピンポイントで炙り出せるため、無駄のない超的確な施術が可能になります。
Q7. 「楽トレ(高周波EMS)」でインナーマッスルを鍛えることが、なぜ鵞足炎の再発予防になるのですか?
A. トムソンベッドで骨盤のゆがみを正し、膝のねじれ(ニーイン)を解消しても、その正しい位置をキープするための体幹の筋力が眠っていれば、走る・跳ぶといった激しいスポーツ動作の重力衝撃によって、骨盤はすぐに元の悪い位置へと崩れ、再び膝が内側に入り始めます。
お腹の深層にあるインナーマッスル(腸腰筋など)は、骨盤を正しい位置で垂直に支え続け、着地時の衝撃を体幹で吸収するための「天然のサスペンション」です。当院の「楽トレ」は、痛む膝関節に1ミリも負担(摩擦)をかけることなく、寝たままの状態でこの深層筋肉を的確に強化できるため、ブレない土台が定着し、スポーツ現場での再発率を極限までゼロに近づけることができます。
Q8. 鵞足炎が完治して全力でスポーツに復帰するまで、どのくらいの期間や通院頻度が必要ですか?
A. 症状の進行度や、直近の大会スケジュールなどによって個別調整いたしますが、一般的な根本改善(再発しない身体づくり)への目安は約2ヶ月〜3ヶ月です。
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初期フェーズ(最初の1〜2週間・週2〜3回): まずは最も辛い「走るときの鋭い痛み」や「階段の昇り降りでの痛み」をハイボルトで徹底的に抑え込み、炎症の山を最優先で越えさせます。
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中期フェーズ(3週目〜1ヶ月半・週1〜2回): 痛みが半減〜消失してきた段階で、トムソンベッドによる骨盤矯正と股関節の調整を 본격化し、膝を内側にねじってしまう「動作エラー」を根本から書き換えていきます。この時期から軽いジョギングなどの復帰リハビリを並行します。
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後期・完全復帰フェーズ(2ヶ月目以降〜・月1〜2回): 全力での競技復帰を果たした後は、楽トレ等でインナーマッスルを定着させ、仕事や激しいスポーツ負荷がかかっても二度と再発しない「完全に自立して卒業できる身体」を目指します。初回の精密な検査の段階で、あなたの目標に合わせた最適なロードマップを具体的に提示いたします。

執筆者:柔道整復師 川井隆聖
監修者:代表取締役 佐藤諒
バランス整骨院では柔道整復師として様々な患者様の症状への対応・改善。院長~マネージャーとして在籍。その後現在はスポーツ科学センター アローズラボ仙台で店舗責任者として、これからの学生アスリートからプロアスリートに測定・データ解析を通し現状の課題発見・解決に努めて参りました。現在は並行してバランス整骨院グループのマーケティング業務を担当しております。
【資格】:柔道整復師
【所属】:本部
【経歴】
- 株式会社ハーツブリッジに中途入社:2019年8月~
- 利府バランス整骨院 2019年10月~2022年4月
- 荒井バランス整骨院 2022年5月~2022年10月
- 店舗マネージャー 2023年12月~
- 本部事務局/マーケティング担当 として在籍 2026年~
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